対策書作成の技術

スムーズなクレーム処理には技術が必要です!

管理者へ伝えたい「妥協しない気持ち」

2022/10/16

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色々と品質管理のスキルはありますが、一番大切なのは結局気持ちです。

自動車の両輪の様に、技術と品質を管理するという気持ちが両方備わっていなければいけないのは当然ですが、どちらかと言えば気持ちの方が大切です。

知識だけあるとか、分析スキルだけあるって人は、学校のテストでいい点数を取ってるだけです。

絶対に、絶対に、絶対に不良を発生させないという強い気持ちが無ければ、知識やスキルもただのパフォーマンスです。

やっている感を出しているだけになります。

作業者の品質意識が管理監督者の品質意識を超える事はない

「絶対に」不良を発生させないという強い気持ちがあれば、例え知識やスキルが無かったとしても、一つ一つの作業や動作に違いが生まれてくるはずです。

「これやっちゃったら不良が出るかも」

って考えて作業するようになりますから。

では、その気持ちはどうやって育てるかですが、全ては管理者や監督者次第です。

管理監督者は多かれ少なかれ品質に関する意識を持っていると思いますが、作業者の品質意識が管理監督者の品質意識を超える事はありません

管理監督者の持つ品質への強い思いが100としたら、作業者の持つ品質への思いは50~70くらいでしょう。

管理監督者が品質に対して70くらいしか意識が無ければ、作業者の品質意識は30や50くらいです。

作業者の品質意識を100にする為には、管理監督者の品質意識を120や130まで上げる必要があります。

これは製造部門の管理監督者の話です。

直属の上司がどこまで品質に対して気持ちを入れるかです。

それが一番重要です。

品質管理部門の意識ではありません。

知識やスキルは、品質を管理したいという強い気持ちがあれば、極端な話勉強したくなくても不良を作りながら経験値として身について行くものでしょう。(当然強い気持ちを持って品質管理を学ぶことが一番近道です。)

結局人間だから、最後は妥協しない気持ちが大切なのです。

明日からやる事

品質問題が多発して困っている管理者は、次の事を試してください。

  • 品質第一でやってゆくと作業者へ宣言する。(不良は絶対に発生させない)
  • 基本を見直す。(作業前に過去トラ、作業手順書、要領書を一緒に確認)
  • 現場を回り間違った作業をしていないか確認する。
  • 現場を回り製品の出来栄え確認をする。
  • 異常が発生したら「止める」「呼ぶ」「待つ」を徹底させる。
  • 定期的に少しだけ時間を割いて品質勉強会をする。
  • 問題が発生したら全作業者へ何が悪かったかを共有。
  • 整理整頓をする。(まずは要らないものを捨てる事だけでもよい)

勉強会は軽視せず行ってください。

勉強会の後には作業者の理解度を確認してください。

案外理解した顔して理解してない人は多いですから。

これらの基礎を徹底させる事で、あなたの製造現場をあるべき姿に戻す努力をしてください。

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