対策書作成の技術

スムーズなクレーム処理には技術が必要です!

対策書に記載する内容

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対策書に記載する内容

記載する内容は、客先の厳しさや要求により異なります。

経験から、これらの項目を「A:最低限必要(これがあれば、何となく対策書の形になる。)、B:記載が無ければ確認依頼が入る可能性がある、C:うるさい客先しか聞いて来ない」に分けてみます。

記載内容 重要度 備考
客先クレーム書番号 A 見直した際、どのクレームに対する回答か知るため必要
クレーム発生日 A クレーム基本情報として必要
発生数と発生率 A クレーム基本情報として必要
返却品選別結果 A 客先が多発性有無を確認する為
出荷前在庫選別結果 B 客先が多発性有無を確認する為
返却現品確認結果 B 現象の良否判定と根拠(となる規格)を説明する為
発生原因と調査結果 A 対策書のメイン部分。何故発生したかの説明個所
流出原因と調査結果 A 同じく対策書のメイン部分。何故流出したかの説明個所
発生対策 A 今後の発生を防止する策の説明
流出対策 A 今後の流出を防止する策の説明
恒久対策までの暫定処置 B 対策前の品質保証できない製品をどの様に保証するか
再現試験結果 C 発生原因を証明する為のテスト
他ロット、他製品への波及性 C 発生原因により、他へ波及していないかを説明する
水平展開 C 他製品での発生を防ぐ処置がとられているか
対策実施時期 A 何時の生産から、どのロットから対策されたか
対策品出荷日 B 何時の出荷から対策品が出荷されるか
対策効果確認 C 対策後、改善されたかどうかを報告

次ページより、上記内容の具体的なまとめ方を説明します。

次のページ > 客先クレーム書番号


 

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2019/02/05